La sua 用の独り言&落書きスレ【〆】 - 那々
2011/07/22 (Fri) 23:56:40
2万Hit御礼SS - 那々
2012/01/28 (Sat) 20:35:44
1月6日に2万Hitさせて頂きまして
今更ではありますがその御礼のお馬鹿な書き下ろしSSです。
空白改行がありませんが、掲示板だといつもの改行をしてもいまいち見難かったので仕様です。
スンマセン~
___以下、いきなり始まるよ!___
「と言うわけで発育検査だそうですわ~」
二万ヒット企画です、とライトさんの病院でも比較的広い病室に話の設定無視で集合させられた私達は、いつも通り白衣姿のレフトさんにそんなことを言われて開いた口を塞げずにいた。
その中、最初に反応したのはレイアさんである。
「……で、どうしたらいいんだい?」
「このとてつもない状況をあっさり受け入れるのですね」
クラッサがかつての上司に対して呆れたような相槌を打つが、レイアさんはと言うと当然の表情でそれに答える。
「質問コーナーやら性転換やら、毎度のことだ。慣れないほうが不思議だよ」
「そういうことですわ~。さっさと丸裸になりやがりなさい、雌鳥が」
「発育検査で丸裸!?」
相変わらずレイアさん相手だとキャラが崩れるレフトさんは、何故か生き生きとしているクラッサと共に彼女を脱がし始めた。
四コマでのテンションに近いようなので、単にじゃれ合っているのだろうと判断し、私は私で検査とやらを終わらせるべくさくさく脱いでおく。
検査をしてくれるはずのレフトさんが大暴れ中の為、取り敢えず自分で測ることが出来る体重計に乗り、その体重の変わらなさに安心したようながっかりしたような……
「クリスって案外重いのは何故かしらね? 骨太? それとも筋肉のせいかしら」
「わぁ!?」
右耳にいきなり息が吹き掛かり、鼓膜に直接届いたハスキーボイスは紛れもないあの人のものだ。
「る、ルフィーナさん……やっぱり私重いです?」
「見た目の割にはねぇ。ダイエットの必要は無いと思うけど」
軽く言ってくれるがこれはかなり傷つく。私同様に半裸で測り合いっこをしていたルフィーナさんとレクチェさん……二人は言うまでもなくスタイルも良い。
寸胴な上にやや重いと断言されてしまった私にとって、彼女達の外見は目の保養なのに心には毒なようだった。
この作品、皆スタイルいいですよね。やってられません、私を初期設定通り男に戻して貰いたいです。
……なんて今更過ぎる願いを平らな胸にしまい、やはりあれから伸びもしない身長にがっかりし、残すはこの企画の最重要項目のみとなる。
この面子の中で細身の部類に入るらしいルフィーナさんやクラッサは、大抵の男性のストライクゾーンに入ると思われる、
「Cですわね~、軽くて羨ましいですわ~」
「何となく喧嘩売られてる気分ねぇ」
レフトさんがサイズを口頭で伝え、Cと告げられたルフィーナさんは渋い顔。
そこは普通紙に書いてひっそりと終わるものじゃないのだろうか。
レイアさんが地味にEカップだという事実に驚いたりしながら、じわりじわりと近づく私の採寸。
自分の大体の胸囲は知っているが、私はそもそもあの二つの山がある女性用下着を持っていないので何カップかまでは知らない。と言うか、知りたくない。
「ううぅ、帰りたいです……」
泣き言を言う私の露出した肩にぽんと乗った手のひらは、それだけでもうふにふにして心地よかった。振り向かずとも感触で分かる柔らかい愛されお肌の持ち主は、そっと慰めの言葉を奏でるように紡いでくれる。
「大丈夫、クリスのサイズは皆聞かなくてもわかってるからっ」
「フォローになってないですよレクチェさん!?」
うう、わかってますよ、Aですよね。
気づきたくなかったけれどそれしか無い揺るぎ無い、事実。しかし、それはその直後に簡単に崩れ去ってくれた。
「一応測りますわ~」
メジャーを持って私の胸の下をやや探すような動きで採寸したレフトさんが驚愕の一言を発する。
「あらまぁ、AAAですわね~。お兄様もまだ安心出来そうですわ~」
「何ですかそれ!!」
なんか、えーがみっつ、ならんでる。
ババッと周囲を見渡すと誰もが悲しそうに眉尻を下げてこちらを憐れんでいた。
「ごめんねクリス、私……知ったかぶりだった……」
「二次元で貧乳はステータスだから問題ないわ!」
「クリス……美味しい豆乳を売っている店を紹介してあげよう。健康に、とよく私も飲んでいるんだ」
「期待させるようなことは言わない方が相手のため、と言う場合もありますよ?」
各々が人の胸のサイズに失礼な反応を示し、私の心は修復不可能なまでに粉々に砕け散る。
不必要なものだ、とどんなに自分に言い聞かせようが、世間がそう思わせてはくれない。
エリオットさんは言うまでもなく大きいほうが好きだし、フォウさんだって目がいくのは谷間がちゃんとある胸なのだ。ライトさんは違うけれど、あの人の場合は性癖自体がアレだからカウントしてはいけない気がする。
どこに行ったら私の居場所があるのだろうと考えた結果、私の足は自然とそこへ向いていた。
「ちょっと出かけてきます……姉さんのところまで」
【いつもの地獄】
ロー「来るって言ってるんだけど!! どうしよう!!」(テンション高)
セオ「……喜ぶところじゃありませんよ」(ツッコまされてテンション低)
-完-
________
以上です。
2000字以内を目標にまとめてみました。ギリです。
友人Yは知っていると思いますが一部実話が含まれている
大変悲しいお話(!?)になってしまいました。
泣いて貰えるかなぁ^^(コレでどうやって泣けと)
いつも以上に至らぬ点もありそうですがまぁまぁまぁ。
少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
Q.AAAってどれくらい小さいサイズなの?
A.聞くんじゃねえ
今更ではありますがその御礼のお馬鹿な書き下ろしSSです。
空白改行がありませんが、掲示板だといつもの改行をしてもいまいち見難かったので仕様です。
スンマセン~
___以下、いきなり始まるよ!___
「と言うわけで発育検査だそうですわ~」
二万ヒット企画です、とライトさんの病院でも比較的広い病室に話の設定無視で集合させられた私達は、いつも通り白衣姿のレフトさんにそんなことを言われて開いた口を塞げずにいた。
その中、最初に反応したのはレイアさんである。
「……で、どうしたらいいんだい?」
「このとてつもない状況をあっさり受け入れるのですね」
クラッサがかつての上司に対して呆れたような相槌を打つが、レイアさんはと言うと当然の表情でそれに答える。
「質問コーナーやら性転換やら、毎度のことだ。慣れないほうが不思議だよ」
「そういうことですわ~。さっさと丸裸になりやがりなさい、雌鳥が」
「発育検査で丸裸!?」
相変わらずレイアさん相手だとキャラが崩れるレフトさんは、何故か生き生きとしているクラッサと共に彼女を脱がし始めた。
四コマでのテンションに近いようなので、単にじゃれ合っているのだろうと判断し、私は私で検査とやらを終わらせるべくさくさく脱いでおく。
検査をしてくれるはずのレフトさんが大暴れ中の為、取り敢えず自分で測ることが出来る体重計に乗り、その体重の変わらなさに安心したようながっかりしたような……
「クリスって案外重いのは何故かしらね? 骨太? それとも筋肉のせいかしら」
「わぁ!?」
右耳にいきなり息が吹き掛かり、鼓膜に直接届いたハスキーボイスは紛れもないあの人のものだ。
「る、ルフィーナさん……やっぱり私重いです?」
「見た目の割にはねぇ。ダイエットの必要は無いと思うけど」
軽く言ってくれるがこれはかなり傷つく。私同様に半裸で測り合いっこをしていたルフィーナさんとレクチェさん……二人は言うまでもなくスタイルも良い。
寸胴な上にやや重いと断言されてしまった私にとって、彼女達の外見は目の保養なのに心には毒なようだった。
この作品、皆スタイルいいですよね。やってられません、私を初期設定通り男に戻して貰いたいです。
……なんて今更過ぎる願いを平らな胸にしまい、やはりあれから伸びもしない身長にがっかりし、残すはこの企画の最重要項目のみとなる。
この面子の中で細身の部類に入るらしいルフィーナさんやクラッサは、大抵の男性のストライクゾーンに入ると思われる、
「Cですわね~、軽くて羨ましいですわ~」
「何となく喧嘩売られてる気分ねぇ」
レフトさんがサイズを口頭で伝え、Cと告げられたルフィーナさんは渋い顔。
そこは普通紙に書いてひっそりと終わるものじゃないのだろうか。
レイアさんが地味にEカップだという事実に驚いたりしながら、じわりじわりと近づく私の採寸。
自分の大体の胸囲は知っているが、私はそもそもあの二つの山がある女性用下着を持っていないので何カップかまでは知らない。と言うか、知りたくない。
「ううぅ、帰りたいです……」
泣き言を言う私の露出した肩にぽんと乗った手のひらは、それだけでもうふにふにして心地よかった。振り向かずとも感触で分かる柔らかい愛されお肌の持ち主は、そっと慰めの言葉を奏でるように紡いでくれる。
「大丈夫、クリスのサイズは皆聞かなくてもわかってるからっ」
「フォローになってないですよレクチェさん!?」
うう、わかってますよ、Aですよね。
気づきたくなかったけれどそれしか無い揺るぎ無い、事実。しかし、それはその直後に簡単に崩れ去ってくれた。
「一応測りますわ~」
メジャーを持って私の胸の下をやや探すような動きで採寸したレフトさんが驚愕の一言を発する。
「あらまぁ、AAAですわね~。お兄様もまだ安心出来そうですわ~」
「何ですかそれ!!」
なんか、えーがみっつ、ならんでる。
ババッと周囲を見渡すと誰もが悲しそうに眉尻を下げてこちらを憐れんでいた。
「ごめんねクリス、私……知ったかぶりだった……」
「二次元で貧乳はステータスだから問題ないわ!」
「クリス……美味しい豆乳を売っている店を紹介してあげよう。健康に、とよく私も飲んでいるんだ」
「期待させるようなことは言わない方が相手のため、と言う場合もありますよ?」
各々が人の胸のサイズに失礼な反応を示し、私の心は修復不可能なまでに粉々に砕け散る。
不必要なものだ、とどんなに自分に言い聞かせようが、世間がそう思わせてはくれない。
エリオットさんは言うまでもなく大きいほうが好きだし、フォウさんだって目がいくのは谷間がちゃんとある胸なのだ。ライトさんは違うけれど、あの人の場合は性癖自体がアレだからカウントしてはいけない気がする。
どこに行ったら私の居場所があるのだろうと考えた結果、私の足は自然とそこへ向いていた。
「ちょっと出かけてきます……姉さんのところまで」
【いつもの地獄】
ロー「来るって言ってるんだけど!! どうしよう!!」(テンション高)
セオ「……喜ぶところじゃありませんよ」(ツッコまされてテンション低)
-完-
________
以上です。
2000字以内を目標にまとめてみました。ギリです。
友人Yは知っていると思いますが一部実話が含まれている
大変悲しいお話(!?)になってしまいました。
泣いて貰えるかなぁ^^(コレでどうやって泣けと)
いつも以上に至らぬ点もありそうですがまぁまぁまぁ。
少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
Q.AAAってどれくらい小さいサイズなの?
A.聞くんじゃねえ